2023年の秋にいつもの動画 がきっかけでkeyball39を購入した。
そろそろ使い始めてから2年が経ち、運用が完成して自キーを卒業することができたので、今まで使いながらメモしていたことをまとめる。
有線 vs 無線
無線化はkeyball userなら一度は考える夢。
2024年のkeyball界隈では、ble micro pro と Seeed XIAO BLE nRF52840 を採用した無線化が hot だった。
TLで名前が挙った作品(mona2, roBa, bmp機種等)はあらかた購入させていただいたが、どうしても満足のいく使用感に達するまでチューニングすることができなかったので使うのをやめてしまった。
通常のキー入力は問題ないが、どれも trackball の性能の劣化が著しく、安定して真っ直ぐ cursor を動かすことができない状態だった。(sensor の spec や消費電力が違うので、使用感が違うのは仕方ない)
OS は win/mac/linux で試した上、firmware の改造も頑張ってみたものの、やっぱり安定せず、ドライバの問題だろうと結論付けて、めんどくさくなってやめた。
👉 有線の勝ち。安定性と再現性を重視したい。持ち運びたくなったら複数台で運用すれば良し!
Trackball: 34mm vs 25mm
25mm はギリ耐えられるくらいの使用感。耐えられるというだけで、良くなっているわけでない。なぜか親指の付け根が疲れる。
👉 34mm の勝ち。
Profile: high vs low
- keyboard と trackball の両方の case が low profile 専用に設計されていないと、トラックボールの高さとキーの高さが合わないため、使いづらくなる。
- high profile の key switch を low profile key switch に置き換えればそのまま使えるということではない。(実際にやるまで気付けなかった…)
- low profile を採用すると専用ケースか背の低い trackball 基盤の自作が必須になり、大変すぎるのが欠点。
👉 high profile の勝ち。
狭ピッチ vs 標準ピッチ
- 17mm までなら違和感がない上に、小指の運指が改善するので嬉しい気持ちになる。
- しかし、長期で外部に依存せずに運用をする場合、キーキャップを 3D プリンターで印刷する必要があり面倒。
👉 標準ピッチでいいや。
LED
LED の色で layer を表示したいので必須。
OLED Display
いらない。firmware のサイズを削るために disable してから一度も使ってない。
Accessory
Tenting
- 常に角度を固定したいので スマホスタンド がちょうどよかった。
Trackball Case
- 使用感に大きな影響がある。ガタつくとまともに使えないので超重要。
- けぺお大先生の作品 が最高。ベアリングがおすすめ。
Keyboard Case
- LED の光が隠れてしまうので付属のアクリルケースでいい。
結論:普通の keyball39 が理想のキーボード
まとめると、
有線で trackball が 35mm で high profile で LED backlight がついている キーボードが理想であるという結論になる。
それって普通の keyball なんだよね。原初にして至高。もうずっとこれでいいじゃん。
自作キーボードはあくまでも個人の創作物なので、自分の欲しい物が 欲しいタイミング で 欲しい価格 で買うことができる前提で運用しない方がいい。(特に booth)
在庫がなくてあたりまえ、再販がなくてあたりまえの心構えで欲しい物は すべて自力で作る ことが前提の趣味なので、かなり満足できている現状からさらにやりこむよりも、他のことで人生を進めたいなという気持ちになりました。卒業です。keyball最高!
以上ポエムでした。